4-5.お節介者

 如来は限りなくお節介者です。頼まれもしないのに救うというのですから。

 しかも、そのお節介ぶりは、十劫の昔からというのですから相当なものです。いつまでそのお節介が続くのかと言えば、私を救うまでです。

 私に残された道は、もう、あきらめるしかありません。あきらめるとは、もう如来の願い(慈悲)のままにしてくれ、ということです。それで十劫の昔からの勝負がつきます。